初心者は講座などを受講しないとスキルが身につかない、そんなイメージを持っている方も少なくないでしょう。しかしデジタルイラストの場合、全くの初心者からイラスト 独学で努力し、プロ並みの画力を手に入れた人もいます。デジタルイラスト 初心者からスタートして独学で上手になりたい、そんな場合には効率よく腕を磨ける上達法を実践しましょう。

完全に初心者だという場合、何から始めればいいかわからず戸惑ってしまうものです。ただ漫然と描きやすい絵だけを描く、といったやり方ではなかなか実力がアップしません。しっかりとスキルを身につけるなら、まずはゴールの設定を行いましょう。
ここで設定するゴールとは、自分が描きたいと考えているイラストの完成形のことを指します。憧れているイラストレーターの絵や、好きなイラストなどをゴールとして設定し、それを目標にして練習を行っていきます。とくに目標にしているイラストレーターがいないという場合は、画像検索などで自分のイメージに近いものを見つけましょう。
ゴールを決めたら、次はその目標のイラストと同じものを自分の手で描いていきます。ここで気をつけたいのは、ただ模写をしたりトレースをするのではなく、考えながら描くという点です。どういった方法で描かれているのかを考え、同じ見た目になるように仕上げていきます。デジタルイラストの初心者なら、当然どう描いているのかわからない、という部分が出てくるでしょう。わからない点はその都度調べ、可能な限り目標に近いものへと仕上げていきます。
最後まで仕上げたら、次は出来上がったものと目標のイラストを比較し、改善点を見つけるステップへと進みます。同じように仕上げたつもりだがなんとなく違う、そんな場合はどこに差があるのかを見極めましょう。目標との差が、次に身につけるべきスキルを教えてくれます。
比較を終えたら、再び新しい目標を設定し、またもう一度同じように練習を行います。前回のものと似たテイストでも、まったく違ったものでも構いません。目標にしたいイラストを決め真似をして描く、という実践と練習をコツコツと繰り返していくことが、上達につながります。
ツボをおさえて練習を繰り返していけば、イラストを独学でも上達していくことが可能でしょう。ただ作業的に練習をしていると、時間ばかりがかかってしまいなかなか腕が上がらないものです。やる気を起こさせる目標を見つけて、効果的に技能をアップしましょう。