グラフィックデザインのお仕事は、コンピューター(PC)と専用のソフトウェアがあれば自宅でも出来るという特徴があります。そのため、最近は会社に属さずに個人でグラフィックデザイナーとして活躍している人が増えています。制作するデザインや技量ごとにソフトウェアを選ぶ必要がありますが、中・上級者向けにお薦めのグラフィックソフトウェアをご紹介します。

フリーのグラフィックソフトウェアで初級レベルをマスターして中級にステップアップしたい場合は、機能が充実した有料ソフトを購入することをおすすめします。中級車レベルのグラフィックデザイナーにおすすめのソフトは、Adobe Illustratorです。Illustrator(イラストレーター)は昔から有名なグラフィックソフトウェアのひとつで、世界中で使用されています。このソフトのおすすめポイントですが、操作方法の難易度は高くないものの中級レベルのイラストレーターが満足できる機能が充実していることです。日本や海外で多くのイラストが作成されてWeb上や印刷物で使用されていますが、Illustratorを用いて作られたものがたくさんあります。
上級者のデザイナーで機能が充実したグラフィックソフトウェアをお探しの方であれば、Affinity Designerがお薦めです。このツールはプロのデザイナーが必要とする機能を過不足なく備えていて、操作ごとに高頻度でプレビューができるという特徴があります。Affinity Designerの機能を最大限に引き出すためにはハイスペックのコンピューターが必要ですが、プロとして活動する上級者で愛用している人が多いツールのひとつです。
上級者のグラフィックデザイナーの方で2Dアニメーションの制作をお考えの方であれば、Cavalryがお薦めです。これはアニメ動画や視覚効果を活かしたモーショングラフィックスの作成ツールで、実際にCavalryを使用しているアニメーターもいます。Adobe社の製品に使い慣れた方であれば、Adobe Premiere ProとPhotoshopを組み合わせて利用する方法もあります。Premiere ProとPhotoshopはいずれも多くの機能を備えているので、使いこなせるようになるまでには少し時間がかかるかもしれません。それでも機能の特徴や操作方法に慣れた後は、頭の中で思い描くような作品が自由自在に制作できるでしょう。